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各部門について

診療部

看護部

看護部理念

・人権と個を尊重する看護
・安心、安全を保障し、自立の心を育むケ
 

看護部長挨拶

看護部のホームページをご覧いただきありがとうございます。
 
 私たち看護部は、法人運営理念である「高度な精神医療と身近な地域医療の実践」をもとに、開設当初より「人権と個を尊重する看護」および「安心・安全を保障し、自立の心を育むケア」を理念に掲げ、専門性の高い看護の実践を目指しています。
 こころの健康に不安を抱える方々に、精神医療の専門的知識・技術を用いて、その人らしさを取り戻せるよう多職種と協働して、互いの専門性を発揮しながらチーム医療・支援に取り組んでいます。
 近年、少子高齢化は進み、医療経済や患者を取り巻く環境の変化などにより、看護においても多様で柔軟な対応が必要とされています。しかしながら、どうような時代や医療情勢になろうとも変わらないのが看護の本質です。
 「看護の母」フローレンス・ナイチンゲールが遺した「大切な命に寄りそう看護」は、看護師としての根幹であり、精神科看護においてもその本質は全く変わることはありません。医療人として、看護・介護の専門職としての責任と誇りを持ちながら、やさしさ溢れるそんな組織でありたいと思っています。
 私たちは、「大切な命に寄りそう看護」、この言葉に共感できる仲間を求めています。
そして、様々な医療・看護活動を通して、そのような人材を育てていきたいと考えています。
 
八女茶に代表される八女地方は、四季折々の自然が楽しめ、情緒あふれる自然豊かな地域です。在宅医療への移行に伴い、訪問看護など地域での活動も盛んになり、精神科看護師としてのやりがいや役割など、地域医療においても更なる可能性を感じています。
 この地唯一の精神科医療機関として、精神科医療を身近に感じてもらい、また必要とされる存在でありたいと思っています。

看護部長  佐藤 慎也






A2病棟

 A2病棟は、60床ある男女混合の認知症治療病棟です。認知症周辺症状の出現や悪化により自宅や施設での対応が困難となり、レスパイトケアを含む治療目的での入院となり一定期間の治療が必要な方が、入院、転入して来られます。当病棟には主治医、副主治医看護師、介護福祉士、作業療法士、精神保健福祉士、看護助手と多職種で薬物、精神、作業療法、認知リハビリ等による治療的な関わりとともに、日常生活の援助を行っています。棟内ホールには、必ず看護師を終日配置し、患者さんを優しく見守り話しかけるコミュニケーションも図っています。そのため、日々の観察はもちろん、患者さんと寄り添い笑顔で過ごせる安心した環境の提供と人としての尊厳が保たれるケアを心掛けています。
 当然、身体管理や看取り看護が必要な場合もあります。認知症患者の一生は生活する環境、家族やスタッフにより変化しうるものです。A2病棟で暮らす患者さんや、そのご家族にとって最良な方法を日々、模索しながらケアを行っています。




A3病棟

 A3病棟は男女混合の精神療養病棟で、比較的長期な治療や療養が必要な精神疾患および認知症などの患者さんが、より落ち着いた雰囲気で生活リズムを取り戻す事ができるような病棟環境を整えています。急性期の治療を終え社会復帰に向けた準備が必要な方もおられ、社会復帰プログラムに準じたケアも行っています。患者さんの年齢層も幅広く、個々のニーズも様々です。それぞれの患者さんの状態に合わせて柔軟に対応できるよう、日々QOLの向上、維持に努め社会復帰を目指しておられる患者さんには、多職種で連携しご家族への支援を含めた退院支援を行っています。当病棟は、勤続年数が長い経験豊富なスタッフが多く専門的かつアットホームな雰囲気で笑顔の絶えない病棟です。スタッフ間のコミュニケーションを大切にし、患者さんの良き理解者となれるよう親切、丁寧な看護の提供に努めています。




A4病棟

 A4病棟は、60床の精神科一般病棟です。急性症状の再燃や中長期にわたる段階治療を必要とされる方が多く、主治医を中心に精神、薬物、作業療法を主体とし多職種の連携のもと、社会復帰に向けた治療を行っています。患者さんの中には長期にわたる入院生活を送っている患者さんもおられます。私たちスタッフは、病棟での療養生活に楽しみが持て趣味などを通して対人交流や構築、作業療法士及び理学療法士による、より専門的なアプローチで心身機能の維持、向上を目指しています。また、患者さんの声により多く耳を傾け、満足度の高い療養生活となるよう心掛けています。
 患者さんと、より多くの関りを持つ事で現在、抱えている問題に寄り添い状態安定を維持し、その方にあった方向性で退院支援も行っています。患者さん個々が持つストレングスを見出し、その能力が最大限に活かせる生活を支援していきます。




B2病棟

 B2病棟は60床の男女混合精神一般病棟、主に亜急性期に対応しています。
スタッフに看護師、介護福祉士、看護助手がおり、医師をはじめ作業療法士臨床心理士、精神保健福祉士の多職種で連携し治療を行っています。特徴としては急性期を脱した患者さんの精神疾患治療や看護、日常生活の援助を行ったり、高齢者や認知症の方の介護全般を行っています。また、当病棟には内科的なケアのできる充実した観察室を有しており身体合併症を持つ患者さんにも幅広く対応できます。
 私たちスタッフは、患者さんが安心し療養、治療できるよう、思いやりのある接遇と、快適な住環境、雰囲気作り。安全で心温まる看護・介護の提供をモットーに笑顔でのケアを心掛けています。




B3病棟

 B3病棟は44床の病床を持つ精神科一般病棟で、主に急性期と位置づけされる病状の方の治療を行っています。急性期の対応をしているため、隔離室など多くの個室を有する充実した治療環境です。病室の窓からは豊かな自然の緑がふんだんで、落ち着いた雰囲気に包まれ壁紙の優しい色調やテラスには四季を感じられる花壇等を設け、快適でゆとりある療養環境も整えています。また、当病棟は必要時365日24時間体制で入院を受け入れており、急性期症状に対して、迅速かつ適切な援助を行っています。回復期では、多職種で支援する心理教育や、薬剤師による服薬指導、退院後の生活に向けた退院指導などを通して患者さんが治療に積極的に参加できる体制を作り、段階に応じた治療を展開しています。
 B3病棟は経験豊富なベテランや、若さ溢れるスタッフで構成されています。優しさと思いやりを持ち、緊張感のある環境下でも楽しく業務に取り組んでいます。




外来

 当院外来では気分障害・統合失調症・不安障害・発達障害・認知症など、幅広い疾患に対応した疾患を行っています。精神療法・薬物療法に加え、臨床心理士・作業療法士など多職種が連携して治療を行っています。また、精神保健福祉士が医療・仕事・学校や生活における困り事など、様々な相談にも応じています。
 当院では外来診療のほか、お一人では通院が困難な患者さんに対して、医師や看護師がご自宅に定期的に訪問して診療を行う訪問診療も行っております。
「住み慣れた地域で生活を続けたい」「大切な家族と一緒にいたい」といった想いに応えられるような訪問看護・デイケア・B型作業所・地域包括支援センターなどと連携し、社会資源を活用しながら地域で安心して生活が送れるよう、私たちは患者さんに寄り添い支援していきます。もの忘れ・アルコール健康障害・引きこもり支援など、超高齢化社会に多様化する、こころの病にも対応しておりますのでお気軽にご相談ください。





事務部

事務部理念

 温かい対応と専門的な知識を通して対象者の満足の最大化を図る

事務部の紹介

 事務部門では、企画管理部、病院事務、外来事務、施設管理に分かれています。業務内容として、企画管理部としては経理・庶務・医局秘書。病院事務としては、入院に関する医療事務。施設管理としては、施設に関する保守管理・環境整備・洗濯場となっていて病院の業務が円滑に遂行されるよう支えている部署です。
また、来院される方や電話対応など、当院内で最初に接する、いわば病院の顔とも言える部署であり、気持ちの良い対応となる事を心掛けています。何かお困りのこと等ありましたら
窓口職員へお気軽にお声掛け下さい。

業務内容

・窓口業務(会計・処方箋発行)、公費医療の受付及び医療費のご相談
・官公庁等への諸届け・郵便・通信のお手伝い
・お小遣い銭や貴重品などの管理
・癒し空間の整備、建物・設備・空調の整備
 

医療技術部

医療技術部理念

 チーム医療の一員としての専門技能の研鑽と実践
 

薬剤課

 当院の薬剤課では、入院患者さんを対象とした調剤業務や注射薬調剤業務をはじめ、医薬品の情報提供を行っています。
調剤では処方せんに記載された医薬品の用法用量が適切であるか、医薬品同士の相互作用がないか、などをチェックし調剤を行っています。
また、患者さんが薬物療法を継続することが出来るように、医薬品の説明を行っています。
医師や看護師などの他の職種と開催されるカンファレンスに参加し、医薬品の情報を共有することで、患者さんに対してより良い薬物療法を提供するよう努めています。
外来の患者さんは、原則として保険薬局で「院外処方せん」をもとにお薬を受け取っていただきます。
 

栄養課

 栄養課では、患者一人一人の健康を第一に満足していただけるような食事作りを目指して
おります。病態や嚥下状態に合わせた食事の提供、年2回のお楽しみ弁当や季節に合わせた行事食を実施し楽しい雰囲気や季節感を感じられるよう努めています。
職員についてもミニイベントや年2回のカフェテリア方式のランチバイキングを実施しております。また、栄養面では疾病に合わせ個別の栄養食事指導や食事全般で、お困りの点など多職種と連携しながら早期に質問、相談に対応しています。

医療相談室

 当院の相談室には現在8名の精神保健福祉士が所属しています。精神保健福祉士は
福祉の立場から患者さんと、そのご家族との関わりを通して安心して治療を受けて頂ける
環境作りをお手伝いします。入院中は、治療や経済的な事、生活上の様々な悩みを抱える
事も少なくありません。精神福祉士が問題解決に向けて一緒に考えて参ります。
また、行政、地域の医療・福祉などの関係機関とも連携を図り情報提供や案内も行っています。患者さんやご家族が、一人で抱え込まず気軽に相談できる相談窓口となれるよう日々、
努力しております。御用の際は、受付にてお申しで頂くかお電話ください。相談は無料です。
お気軽にご相談ください。
 

心理療法室

 心理療法室では外来通院の患者様・入院されている患者様を対象に、公認心理師・臨床心理士の資格を持ったスタッフによる心理検査や心理カウンセリング、集団心理療法などを行っています。
心理検査では、患者様の心の状態や特性を客観的に知るために行います。検査で得られた情報は患者様の診療に生かし、日常生活がより過ごしやすくなるよう提供しています。
心理カウンセリングでは、患者様がどのようなことにお困りなのか、今後どうなりたいのか、お話をおうかがいしながら、ご自身の気持ちの整理や考え方、対処方法など気づきを深め、解決への糸口を探すお手伝いをします。
集団心理療法ではデイナイトケアつばさの活動内でプログラムを行っており、スタッフや参加メンバーと気持ちを共有しながら、自分の病気について学習し、コミュニケーションの練習を行うことができます。

検査室

検査室のご紹介

 迅速・正確・精度を重視して親切丁寧な検査室を目指し、実施しています。
検査室では血液や尿などの検体を取り扱う検体検査と患者様を直接検査する生理検査を行っています。
 

生理検査について

心電図検査
 手足と胸に電極をつけて検査します。主に不整脈や心筋梗塞などの診断に役立ちます。検査の所要時間は3分程です。
脳波検査
 頭に電極を付けて脳の神経細胞の電気活動を評価する検査です。てんかん、脳の器質的な疾患、意識障害、睡眠障害などの診断の補助となります。痛みやリスクはまずありません。検査の所要時間は30分程です。
睡眠時無呼吸検査
 当院では睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)の検査を行っております。
睡眠時無呼吸症候群とは、主に睡眠中に空気の通り道である“上気道”が狭くなることによって無呼吸状態(10秒以上呼吸が止まること)と大きないびきを繰り返す病気のことです。睡眠中の無呼吸やいびきによって良質な睡眠が妨げられ、日中の眠気による事故などにつながりやすいことが大きな問題となっています。また、睡眠中に体内の酸素量が不足しがちになることで全身のさまざまな部位に負担をかけ、心筋梗塞や脳卒中など命に関わる合併症を引き起こしやすくなることも分かっています。
<検査方法>
ポリソムノグラフィー(PSG)という器機を装着し就寝します。PSGは2種類あります。
1.簡易PSG:自宅で就寝中に検査を行います。無呼吸が有るか無いかを確認します。
2.精密PSG:1泊の入院検査となります。簡易PSGで無呼吸が診断された場合は精密検査を行います。
<治療法>
 精密PSGの検査の結果、AHI(無呼吸低呼吸指数)が20回/1時間を超えている場合はCPAP(陽圧呼吸療法)の適応と判断されます(保険診療適用)。
 

検体検査について

尿一般検査
 尿検査には、尿定性検査と尿沈渣検査があります。尿定性では、尿中に糖や蛋白、赤血球等が出ていないかを調べ、尿沈渣では、顕微鏡を使い尿中の細胞や菌の種類・数を調べることにより、腎臓や尿の通り道の状態等を知ることができます
血液一般検査
 血液中に含まれる赤血球数・白血球数・ヘモグロビン濃度・ヘマトクリット値・血小板数等を測定し、血液疾患の診断や経過観察・貧血・感染症診断に重要な検査です。
白血球分類
人の血液中には、5種類の白血球(好中球、好酸球、好塩基球、単球、リンパ球)が含まれています。これらは免疫反応において、生体に侵入する微生物に対する役割が異なるため、これらの増減を調べると病気の診断の有力な手がかりとなります。
糖代謝検査
 ヘモグロビンA1c:検査前1~2ヶ月の血糖を反映します。数ヶ月周期の血糖コントロールの指標に優れた検査の一つです。
CRP(C反応性蛋白)定量
 CRPは、体内の炎症や体の組織の損傷に反応して血液中に現れるたんぱく質の一種です。CRPの数値が高値で異常がある場合、急性の炎症、ウイルスなどによる感染症、膠原病や悪性腫瘍など様々な病気が考えられます。
血液ガス分析(酸素分圧、炭酸ガス分圧、pH等)
 呼吸(ガス交換)の状態、体内の酸・塩基平衡を調べます。
主に呼吸不全がある患者さん、意識障害がある患者さん、ショック等、重篤な状態にある患者さん、呼吸機能を精査する必要のある患者さん等が検査対象者となります。
 
*その他の検体検査は外部委託となっております。
 

放射線部門のご紹介

一般撮影(エックス線撮影)検査
 胸部や腹部をはじめ、頭部や四肢骨等に対してX線を利用して撮影する検査のことで、単純撮影ともいわれます。他の放射線検査と比較して、簡便かつ迅速に画像を提供することができます。そのため、最も頻度の高い検査となります。
CT検査
 CT検査とはComputed Tomography(コンピュータ断層撮影)の略です。
CT検査はエックス線を体の周囲からあてて輪切りの断面画像を抽出することができます。検査時間は比較的短く(準備を含めて10分程度)、検査台に寝ているだけで痛みも無く安心して検査を受けていただけます。
 

作業療法室

 当院での作業療法は、日中の活動性を保ち規則正しい生活リズムの習慣化、その人らしい充実した生活を送る事、また、地域での生活の再建、困り事を解消、地域での生活を長く続けるコツをつかめる事を目指しています。院内、外来でサポート、切れ目なく継続した支援を通して、安心して暮らせる事を一緒に考えます。また、身体の不調にも着目、身体機能に特化したスタッフが多く、精神面だけでなく運動器の改善を図る事で心身ともに健康的に過ごせるようお手伝いします。介入前に利用される方の希望や今後の暮らしについてお尋ねして、それに応じた作業活動を提案し、相談しながら進めます。具体的な作業活動として生活に必要な力を養う活動(調理、人との付き合い方など)楽しみ作りや趣味的活動の掘り起こし、運動不足や体力作りを目的とした身体活動などがあります。

認定看護師の紹介

当院には2018年より日本精神科医学会認定看護師・認知症認定看護師が在籍しています。
また、2名の看護師が認定看護師取得に向けて頑張っています。
認定看護師は、院内外の様々な分野の活動に携わり、実践や指導を行っています。
今後も患者様やご家族様に質の良い看護を提供できるよう取り組んでまいります。
社会医療法人筑水会
〒834-0006
福岡県八女市吉田1191番地
TEL.0943-23-5131
FAX.0943-23-5134
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